西麻布にできた『天ぷらとワイン しの』さん。しっかり天ぷらを揚げるのは見るからに難しそうな環境ですが、私も含めて皆が頼むコースのオーダーを必死にこなしていらっしゃるのが印象的でした。ワインがメインで天ぷらは軽くつまむ程度、あくまでワインバーとして使うのが正しいように見えますし、西麻布らしい贅沢なお店なのだと思います。

ピアノが置かれたバーのような一階が受付になっていて、最初は迷います（笑）　2階に上がると小さなカウンターがあり、外苑通りに面しているけど昔の西麻布のような隠れ家感。天ぷらの前の一品料理がかなりちゃんとした和食で期待が高まります。肝心の天ぷらは素材を見ながらアラカルトで選べるのが楽しい。料理長一人なので調理が大変だけど、香りと旨みを引き出す揚げのテクニックは素晴らしい。グラスワインは一杯2,000円からと高めだけれど、これが普通のフレンチではグラス提供されないような逸品ばかり。極上のムルソーとかがさらっと出てきます。天ぷらだからワインの味わいがよりわかりやすいし、ワイン好きなら相当楽しめます。旬の天ぷらが食べたい時、素敵なフランスワインが飲みたい時、まず指を折りたい名店。

西麻布にできた新店舗。天ぷらもコースでもアラカルトでも食べれるというなんて素敵なお店！雰囲気もいいし、しのさん含めスタッフさんもみんなアットホームな感じで居心地よかったです。是非また行きたいお店。

私の周りの美食な方々が軒並み絶賛されていたので初めてお伺いしました。西麻布の交差点から徒歩1分。外苑西通り沿いのグランドピアノがあるカフェに入り、店内階段を上がることで辿り着ける、黒い壁とゴールドの天井に彩られたシックな和空間。西麻布であることを忘れるほど落ち着いたお店でした。看板も出ていないので一見さんよりは、知る人ぞ知る美味いもの好きが集まるお店という感じ。（既に2ヶ月先までほぼ予約で埋まっていると仰ってました）カウンター6席に加え、4席の個室が一室あり、今回は会食ということで個室を利用させていただきました。まず驚くのは、店内にオブジェとして置かれている陶芸作品や、料理やお酒を頼む度に出てくる食事を彩る器やグラスの数々。どれも超がつく一級品で、陶器や和食器が好きな方はそれだけでもずっと楽しめます。オールドバカラで提供されるデザートまで私は終始唸りっぱなしでした。お伺いする前は、天麩羅のお店ということで、（若くない私には）少し胃に重いのかなあと危惧しておりましたがまったく重さを感じることもなく、大将の篠さんが独自で開発された天つゆや厳選の天然塩でいただく天ぷらは絶品で久しぶりに満点につけたくなるお店でした。いらっしゃるソムリエの方も只者ではない方で、どんなリクエストにもバッチリ応えてくださり、ワインの知識もセレクトも接客も、これまで伺ったどんなフレンチよりも群を抜いて素晴らしいと思いました。ワインをコンセプトに掲げているお店ながら、ビールもウイスキーも焼酎もしっかりラインナップがあるのも酒好きとしては嬉しいところ。写真はあまり撮れませんでしたが、今後予約が取れるなら足繁く通いたいと思ったお店でした。非常にオススメです。

２人でシャンパン2本、料理はお任せ天ぷらでおにぎり土産に。　雰囲気、味も良く、シャンパンも豊富な品揃え。

あっさり目な揚げ方。衣が軽くて食べやすいが普通。サクッと行きたいときにおすすめ。天ぷらだけに。15000円/名

★ワインと天ぷら★6席のカウンターと4名までの個室料理長は山の上ホテル、東京ベイコートクラブ修行